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2010年2月25日 (木)

やれやれやっと…

私の所属する専門職大学院は、社会人の実務者向け大学院です。

それにしては定員が80名と多いために、院生が集まらず苦労しております。
定員に達したのは、1期生(2004年度入試)のみ。それ以降、着実に応募者が減っている困った状況にありました。

私が正規に雇用された2007年度には、すでに定員割れがのっぴきもならないものになっており、大学院最大の懸念事項となっておりました。

定員割れになるとどうしても試験が甘くなる→試験が甘くなると院生の実力差が開く→授業や指導が難しくなる→授業や指導効果が薄くなる→院生の不満が高まる・卒業後の院生の社会的評価が低くなる…という悪循環が起きるわけです。

しかし、それが、ついに、本年、定員割れを脱しそうなのです!!(見込み)


ただ、これには、ちょっとした「からくり」があります。

まず、「定員」とは、「在籍者の定員」のことを意味します。

そして、実は、昨年度、長期履修制度という制度を導入しました。これは、通常の期間の倍の期間で卒業してよいという仕組みです。
この結果、かりに全員長期履修だとすると、年間入学者40名で在籍者80名=定員一杯になるという、「定員を埋めやすい」仕組みが導入されたのです。

ただ、そうはいっても、実際の志願者数も、70(2007年度)→61(2008年度)と底をうち、→63(2009年度)→70(見込み2010年度)と、じりじり上昇機運にあることも事実です!


私のいる専門職大学院は、1年制で、しかも講義が昼間にやられるという社会人向けとは思えない(やめてくるか、休職してくること前提)ものでした。
昨年度、これに、長期履修制度を入れて、講義を夜と土曜日主体にして(私のいるビジネスコースのことですが)、さらにカリキュラムの内容を大変更するという大カリキュラム改定をしました。
また、指定法人制度も導入し、職員・教員みんなで、色々と工夫しながら、取り組んできました。

そうした努力が報いられた(多分)わけですから、喜びもひとしおです。
ちなみに、志願者が増えているだけでなく、大学院に対する満足度も、確実に上がってきている手ごたえがあります。

私も雇われる際に、5年間頑張ってみて、うまくいかなかったらやめます、と言った手前、(まだまだ改革の先は長いものの)、ほっと一安心しているところです。

ところで、これまでの主要な改革は、すべて、現場の職員・教員が考えて提案したものなのですね。
そして、それを、経営サイドが認めてくれたという、まさに、日本的なボトムアップ型の経営改善だったわけです。


今後、やらなくてはいけないことが、いくつかあります。
それが、うまく軌道に乗れば、私の役割もひと段落するのではないかと、楽しみにしています。

先は、まだ遠く、あと2年では、ちょっと無理そうですが…。

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コメント

久しぶりに覗きましたらupされているので拝読したところです。
藤井先生は、相当の覚悟で臨まれたのですね。
「満足度」、いろいろなところで耳にする言葉ですが、いざ実践となると難しいものですね。
私のところは、本当に「満足度」upに繋がっているのやら・・・です(笑)。

投稿: 宮崎人 | 2010年3月 9日 (火) 16時48分

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